夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第8章 ◎俺の素顔②(忍足侑士✣続編)完結
遠くからテニスボールが飛んできた
ユーシやない…とすれば誰?
「おぃ!何やってやがる!」
跡部!?何や!?殺気を感じる?!
怯んで腕を緩めると
姫凪は俺から離れ
跡部に抱きついた
どういうこっちゃ?この2人何や?
「姫凪、大丈夫か?」
『はい、ビックリしただけです。兄様』
な~んや、兄妹かいな…?
兄妹~!!!?ってことは
俺、めっちゃ地雷踏んだん?
「ちっ、てめぇは手も早いのかよ!
全く、てめぇらは揃いも揃って
人の妹に手を出しやがって…」
やっぱり?めっちゃ怖いやん…
ここは引くべきやな
「冗談やって跡部♪怒んなや~
俺はユーシと違って手引くンも
早いっちゅー話や♪」
「オマエ!!なんで振んねん!ズルっ!」
「ほな!練習してくるわ~」
「おぃ!チョイまち・・・!」
ユーシを無視してコートに戻る
ユーシは跡部に何やらクドクド
説教されてるっぽい
おもろっ(笑)アイツにはイッツモ
いぢめられとるし、チョットくらいの
仕返しはかまへんよな(笑)
なんてクスクス笑ってると
『ケンヤさん…侑士さんを
イヂメないで下さいね…?』
姫凪が俺を見上げ
困ったように苦笑いを浮かべてる
「ケンヤでえぇよ♡ゴメンな~
そんなつもり無かってんよ?
ただ可愛い彼女が居るユーシが
羨ましくて、つい…な(笑)」
姫凪を見つめる
『え?私??』
「そう♪メッチャ好みやわ~♡
マヂで俺と付き合ってくれへん?」
『無理です!!私は侑士さんと
付き合っていますので…!』
ムキになって、まぁ…
ホンマかわえぇな~この子…
「冗談やで♪そないムキに
なりなさんな。ショックやわ(笑)」
『あ…すいません…』
「ハハ、かまへんよ♪
ほな、しばらく よろしゅうな☆
姫凪♡ 」
姫凪の頭を撫で
練習を再開した
ホンマに素直で可愛い
チョット2人をからかうつもりやった
やのに、俺までマヂになりそうや
でもこの時はまだ笑い話やった
姫凪はユーシの女やて
チャント割り切れてたしな