夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第1章 無色透明の君(荒北靖友)完結
「布施チャンよー
ナァニ東堂なんかに
口説かれてんよー?肩まで抱かれて」
荒北くんが不機嫌そうに呟く
『なんかファンと
勘違いされちゃったみたいで…』
俯きながら答えると
「ったく!気つけろよ?!
あーァ、東堂の匂い
ついちゃってんじゃんよォ!」
荒北くんが私の首筋に顔を
近づけてクンクンと鼻を鳴らした
『荒木くん…くすぐったい…よ?』
「ア?東堂な良くてオレはダメなわけェ?」
『で…でも…ドキドキして…死んじゃいそ…』
「…挑発しすぎだ、バァカ」
手首を掴まれそのまま
校舎の影に連れて行かれた
『荒北くん!?』
もうパニック状態で荒北くんを
見上げる目が潤む
「だぁから!挑発すんな!
ココでヤッちまうぞ!」
壁に押し付けられ目を覗き込まれる
『ご…ごめん…なさい?あの…』
「…ハ!…冗談!
危機感持てって事ォ!オレにはいーけど
他の男にそんな顔見せたら怒るからな」
荒北くんは私の鼻をつまんだ
『あ…はい…』
ホッとした声で答えると
「本気でホッとしてんじゃねぇよ!
ヤッパここで犯すカァ?(笑)」
言ってる事はともかく
態度はいつもの荒北くんだ
『もぅ!免疫ないんだから!
からかわないでー!』
やっと私の口も回り始める
「なくていーんだよ!つか
オレ以外の免疫なんかつけんなよ!バカ!」
荒北くんは私から手を離し歩きだす
『…へへ、はぁい』
歩幅を合わせるように早足でそれに並んだ