夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第7章 ○溢れる想い〜後編〜(海堂薫)完結
「越前となに話してた?」
薫が眉間に皺を寄せて言った
『ん?只の世間話♪』
「…そうか」
薫はいつもそれ以上聞かない
聞かれても内容が内容だけに
答えにくいから
良いんだけど…
ちょっとは気にしてほしいな。
なんて考えちゃう私は
身勝手な女なのかな…
「どうした?元気ねぇぞ?」
薫がため息をもらす
私の顔を覗きこむ
いつ見てもドキドキが止まらない
よっし!今日こそ!
『ねぇ~薫♬
手繋いでいい?』
顔を覗き返す
「…!暑いぞ!やめとけ
それより何か飲もう」
薫はコンビニに
入っていってしまった
『はぁい…』
うぅ…また連敗記録更新だよ…
薫のばーか
薫は私の大好きな炭酸飲料を
買ってくれて
木陰の多い公園のベンチで
二人並んで飲む
「美味いか?」
『うん♪薫が買ってくれたし
もう最高♡』
とびっきりの笑顔で言ってみる
「暑いからな…」
『…そうだね…』
薫…私ってそんなに
魅力ない?
ドキドキしたりそわそわしたり
してるの私だけ?
毎日触れたいって思う私が
オカシイのかな?
こんなに近くに居るのに
なんか寂しいよ