夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第6章 オレのモノ(丸井ブン太)完結
『ごめん!今日はダメ
用事出来たの』
姫凪がすまなそうに手を合わす
「用事って何だよ?誰と?
どこ行くんだよ?」
姫凪の腕を掴んだ
気になって仕方ない
『駅前で買い物だよ。
さぁ、丸井くん、練習再会
真田くんが呼んでるよ?』
姫凪は他の部員の所に
ドリンクやタオルを運ぶ
真田が“丸井!早くせんか!!!
って怒ってる
なんだよ…俺より買い物優勢?
俺の知らない奴と行くんかな…
まさか男だったりして…
いや…ありえねぇ…よな?
モヤモヤする気持ちを振り払うように
ラケットをふった
練習が終わり俺が着替えを
終えたときには姫凪の
姿はもうなかった
仕方なくジャッカル達と帰る
「あれ?珍しく姫凪先輩
居ないスね~どうしたんすか?」
うっせぇ、俺が聞きてぇっつの
バカ也め。
「何かソワソワしながら
帰っていったのぅ…」
仁王観察してんなって!!
ソワソワなんかしてねーよ…
…たぶん…
「……。」
黙んまりかよー
フォロー入れろよジャッカル!
イライラしながら駅前を無言で歩く
くっそ
ケーキのヤケ食いでもすっかなぁ…
キョロキョロしてる俺の目に
見覚えのある後ろ姿が映る
姫凪と…
やけに背の高い男の後ろ姿
そいつの腕に絡み付くのは
間違いなく姫凪の腕
何かメチャ楽しそうに笑ってる
その笑顔はいつも俺に
向けられていたもの
2人の会話がヤケに耳に響く