夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第5章 月と太陽(亜久津仁)完結
『あの…先輩、僕…なんか
わけわかりません…』
「あぁ?何がわかんねぇんだ?」
『だって…先輩は僕のこと…
好きじゃないんでしょ?なのに…
なんで何度も…』
ドンドン顔が赤くなっていく
「だったら?」
『止めてください!』
「お前は俺が好きなんじゃ
ねぇのかよ?」
『そうだけど…先輩は僕を
好きじゃないのに…遊びでも
こんな事されたら、僕だけ
ドンドン好きになっちゃて
そんなの辛すぎます…』
渇きかけてた目がまた潤む
「ちっ、なんでわかんねぇんだ?
別に嫌いじゃねぇよ」
『ウソ!冗談なんでしょ??』
すっかり疑り深くなりやがって
まぁ、自業自得だから
仕方ねぇか…
「ウソじゃねぇ。この状況で
ふざけるほど俺は暇じゃねぇ
…お前、俺の女になれ」
姫凪を抱きしめ
耳元で囁く
こんな恥ずかしいのは初めてだ
『本当ですか?信じていいの?』
「あぁ。俺の女はお前だけだ」
わざとそっけなく言うと
『じゃぁ…好きって言ってください』
「はぁ?何でだよ?」
『言って欲しいんです…一回も
言われて無いもん…』
ねだるような目つきで俺を見る
困ったやつだな。次は俺の
理性までぶっ壊す気かよ
はやる気持ちをタバコで静め
「…一回しかいわねぇぞ。
俺はお前が好きだ」
姫凪の髪を撫でながら
言った。すると
『嬉しい!僕も大好きです!』
姫凪はギュッと抱きつき
満面の笑みを見せた
「そんなに嬉しいか?」
『え?はい♡』
「なら、礼してもらわねぇとな」
『でも僕、何も持ってないです…』
キョトンとした顔で言う
天然か?計算か?どっちにしろ
俺の我慢も限界に近い
「今度は途中でやめねぇぞ?」
タバコを消して姫凪を
押し倒した