第1章 坂本クン ラブセン
「まーくん見て見て!」
「ん?え、俺達のアプリやってるの。」
まーくんにラブセンの画面を見せる私。
ちょうど今坂本ルートをやってるところで、女子力が足りなくて困っている。
「お前今女子力足りてないじゃん(笑)」
「ちょ、うるさいなぁ!」
「見せてきたのはお前だろー?」
と言って坂本くんはコーヒーを飲む。
坂本くんの家でラブセンをやりながら坂本くんと喋っているというなんとも不思議な状況だ。
「でもさ、このアプリほんといいよね。
簡単にまーくんと喋れる。」
「お前は現実で喋れるだろー?
この貴重な時間を大事にしような。」
そう言って坂本くんは私の肩を抱いて自らに引き寄せた
坂本くんのセーターの匂いがして心地いい…
「まーくんいい匂いする… 。」
セーターの匂いとコーヒーの香りががして私の眠気を誘ってきてぐたっとまーくんによりかかる
「おやすみ… 。」
まーくんの囁きは届かずに私は眠ってしまった…