第26章 会津にて…【薄桜鬼】
「……聞いてくれ。」
息も絶え絶えに喘ぐは潤んだ瞳でじっと俺を見上げる。
その汗で湿った頬を擽り、俺は告げた。
「すまないが……未だ治まらん。
此の儘、続けても良いか?」
そう、俺の一物は射精した後も全く萎えもせず硬化し続けていたのだ。
宛ら其れは、もっともっとを愛でたいという俺の感情と紐付いている様に。
の身体に負担を掛ける事は心苦しい。
然し、どうしても懇願せずにはいられなかった。
そんな卑しい俺に向かっては柔らかく微笑むと
「はい……斎藤さん。
何度でも……」
俺の首に両腕を巻き付けてくれた。
「………
愛しているっ…」
「私もっ……」
お互いへの想いを叫びながら、俺は抽挿を続ける。
ぐじゅっ…ぐじゅっ…との中から白濁が押し出される様を見て、先程自分で注いだ物を掻き出す様な行為に嘲笑が漏れた。
だが此の先は何度でもの中へと吐き出すのだと思えば………
二度目の絶頂は直ぐだった。