第1章 堕ちる【薄桜鬼】
一気に放出した筈なのに、その後も射精は中々止まらない。
「んっ………んんっ…」
俺が身体をびく付かせる度にどくっ…と少量の白濁が何度も溢れ出す。
漸く全てを吐き出し終えると
「はは……見て、平助。
どろどろだよ。」
総司が嬉しそうに俺の白濁に塗れた手を見せ付けて来た。
「五月蝿え……そんなもん………見せんな。」
呼吸を荒げながらも悪態を吐く俺を見つめた総司は、自分の唇をぺろりと舐めてから一段と低い声で囁いた。
「ん……強がる平助も堪らないな。
もっと虐めてあげたくなる。」
手に着いた白濁を俺の窄まりに塗りたくり、躊躇無く今度は二本の指を突っ込んで来る。
「くっ……う……」
「痛い?
でも大分柔らかくなって来てるから……。」
そういう問題じゃねえだろ。
ぐちゃぐちゃと俺の中を無遠慮に掻き回す総司の指が気持ち悪くて堪らねえんだ。
「平助のここ……凄く厭らしいよ。
ひくひくして……僕を誘ってる。」
そんな訳ねえ……そう叫びたかったが、総司は態と俺を煽っているんだ。
それに気付いた俺は只ひたすら、唇を噛み締めて総司からの責め苦に耐え続けた。