第16章 七ツ下がりの雨【薄桜鬼】
「ね…分かる?」
僕は一つ、思い切りちゃんを穿つ。
「ほら……これ。」
そしてもう一つ。
「僕の先端がちゃんの一番奥に当たってる。」
そしてまた一つ。
僕の言葉通り最奥を突き上げると、ちゃんは小さな悲鳴を上げてびくびくと全身を震わせた。
「も……無理。
私……また……」
「また達っちゃう?
良いよ……
何度でも達って見せて。」
「やだ……お願い…だからぁ…」
ちゃんは涙を溢しながら僕の下から逃れようと身を捩る。
「ああ、駄目だよ……ちゃん。
………逃がさないっ!」
僕は両手でちゃんの細い腰を掴んで固定すると、突然狂ったかの様な抽挿を始めた。
「ひあっ……あ……んんっ…」
奥を突かれる度に律儀に上がるちゃんの声は、もう悲鳴では無く嬌声だ。
「あー……
厭らしいね、ちゃんの此所。
僕をずっぽり咥え込んで、
出し入れされればもっともっと…って強請るみたいに涎を垂らしてさ……
聞こえる?
……この音。」
空気が入る様に態と密着したまま抽挿を繰り返せば、ちゃんの其所は堪らなく下品な音を発てる。
それがまたちゃんを昂ぶらせるんだって僕は分かってるよ。
勿論ちゃんだけじゃなくて……僕自身もだけどね。