第13章 一月一日【薄桜鬼/ドリフターズ】
この先、自分がどうなるかなんて全く分からねえ。
を一人、残して仕舞う事になるかもしれねえ。
だけど……共に在れる間は絶対にを手放したりはしねえ。
心底、そう思った。
の全身を這っていた手を柔らかな下腹部に留めて、ゆっくりと撫で回す。
「此所……俺ので一杯だよな?」
「……え?」
「金輪際、俺以外の男の物を受け入れるんじゃねえぞ。
此所に入って良いのは俺の物だけだ。」
遂にの頬を涙が伝い落ち、そしてにっこりと微笑んでくれた。
だから、そういう可愛い顔を見せられるとだな……。
「なぁ……まだ、入るか?」
瞬間、の顔が真っ赤に染まる。
あーー……本当にお前は可愛くて堪らねえ。
「これで出来てりゃ今年中には生まれる。
全く、のお陰で今年は一層良い年になりそうだ。」
俺はそう囁いてに覆い被さり、口付けを交わしながら滑らかな太腿の間に手を差し入れた。
了