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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第11章 狂った三日月夜【薄桜鬼】


本当にこの女は愛おしくて堪らない。

俺の言うがまま、全てに従順で期待以上の反応を見せる。

「あっ……んん……」

今俺に組み敷かれているは、一糸纏わぬ姿で厭らしく身を捩っている。

只、いつもと違うのは……

の両手首は腰紐でしっかりと拘束され、その愛らしい目元は手拭いで隠されている事だ。

まあ、そうしたのは俺だけどな。

「どうした、?
 いつもより乱れているみてえだが……。」

の股間に埋めていた顔を上げて俺が囁くと

「やっ……左之助さ……
 もう……お願い……っ……」

一層頬を上気させて許しを乞うた。

だけど本気で嫌がっているんじゃねえ事は手に取る様に分かる。

「どうやら見えねえと興奮するみてえだな。
 此所……いつもより溢れて来やがる。」

ぐいとの両膝を押し開き、俺はまたそのぐっしょりと濡れた秘裂に吸い付いた。

じゅるりと音を鳴らし、絶え間なく溢れる愛液を吸い上げる。

「ひゃっ……ああっっ!」

「また達っちまったか?」

既には俺の舌と指だけで何度も果てていた。

「左之……さ……左之…助……さん……」

その度に掠れた声で俺の名を呼び、びくびくと身体を震わせるの姿に俺の一物も最大に膨張し痛え位だ。

「……俺も限界だ。
 可愛いお前の中に挿りたくて堪らねえ。」

の股間から抜け出し、その全身に覆い被さって激しく口付ける。

俺の行動が見えず、両手の自由も効かないは僅かな刺激にもびくんと身体を弾ませた。

まさかこんな行為がこれ程俺を煽るとはな。

俺を信用して倒錯的な行為を受け入れてくれたに一層愛おしさが募る。

「ああ…本当に堪らねえ。
 …………挿れるぜ。」

そう言って上体を起こした俺の肩越しから………

突如、刀先が差し込まれた。

「……………っ!」

心底驚いて振り向き見上げると……


「へえ……。
 左之さんってこういう趣味があるんだ。
 ……………面白い。」


そこに立って居たのは、不敵な笑みを浮かべ俺を見下ろす総司だった。
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