ハイキューメンバーがマギの世界に!…え、どうなっちゃうの!?
第5章 冒険の始まり
ザッ…隠れていた人物ーー月島が姿を表す。
『月島くん…貴方は私のことをあまり、、、いや、全く信用していないでしょう…?』
月島「………………。」
『水も食料も、必要最低限の量しか食べていなかったですし…。そんなに私を警戒する理由を…話していただけませんか?』
サァーーーッ2人の間を夜の冷たい風が通り過ぎていく
月島「……僕は…なぜ貴方が僕に、僕たちに親切にしてくれるのか疑問なんですよ。水や食料だって、蓄えがあるとはいえ見ず知らずの僕たちに分け与えて何か得はありますか?………人は助け合って生きていくべきとか言っていましたが、僕には綺麗事にしか聞こえません。それに…………。」
『それに…?』
「僕たちが悪人だったら、とか考えないんですか?随分と人を信用しすぎな気がしますケド?」
『ふふふっ、優しいんですね、月島くんは…。心配してくれてるんですか?』
月島「はぁ?そんなワケないデショ。……今度は僕の質問に答えてくださいよ…。」
『そうですね…。"得"は確かに私にはありません。ですが…そんなことは関係ないんです。すべてを損か得かで考えて判断するなんて、悲しいじゃないですか…。困っている人たちがいた。私が貴方たちを助けた理由はそれだけです。綺麗事と言われようとも、私はこの考えを変えるつもりはありません。』
月島「……じゃあ、さっきも言いましたが僕たちが悪人だったら?」
『悪人…ですか。私は貴方たちは絶対にそんな人たちじゃないと思っています。』
月島「どうしてですか?」
『ルフが、貴方たちの周りを飛んでいるルフが、とても優しいんです。』
月島「ルフ?」
『ああ、月島くんの世界にはルフは存在しないんですね、、、。簡単に説明すると、ルフとは人の魂の故郷です。詳しいことは明日、皆さんがいるところで話させていただきます。それでいいですか?』
月島「いーデスヨ。」ムスッ
『それに……実は私が旅をしているのには理由があるんです。
月島「理由?」
『はい。』
月島「その理由って言うのは?教えてもらってもいいですか?」
『…………………。ええ、いいですよ、、、。私、本当はーーーーーーーーのーーーーーーで…ーーーーからーーーーためにーーーーーーーです。』
月島「!!!???」