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【暗殺教室】キス魔なアイツ

第4章 感染の時間


「ほら、だから移るよって言ったじゃん」


翌日、朝早くに浅野クンに呼ばれて家まで行くと案の定顔を赤くして寝込んでいた。


「…問題ない」


「はぁ?どこが問題ない訳?

風邪ひかれるとか迷惑なんだけど」


「…悪かったよ」


「ホントにそう思ってんの?」


ズイッと顔を近づける。


「思ってる」


「なら良いけどさ」


これ以上心配かけないでよね。


「そんじゃ、大人しく寝て早く治してね」


1言釘を刺して、踵を返す。


だって放っておくと勉強しだすし。


「行くのか?」


「行かないで欲しいの?」


「…別に」


「なら良いじゃん。

学校終わったらまた寄ってあげるから」


「っ、赤羽」


パシッと腕を掴まれた。


「何?

買って来て欲しいモンでもあるの?」


分かってるけど、分からないフリをする。


「っ…」


「浅野クン?」


そういう反応も可愛いけどさ。


「…居て、くれないか…?」


「なんで?」
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