• テキストサイズ

【暗殺教室】キス魔なアイツ

第1章 安心の時間


「ねぇ、俺らっていつから付き合ってたっけ?」


静かな部屋に突如響いた間延びした俺の声。


「は…?

なんだ、いきなり」


俺の問いに訝しげな声を上げるのは浅野学秀。


この学校の理事長センセーの息子であり、生徒会長サマ。


表向きは猫かぶってるから爽やかだけど、本心はあのパパにも引けを取らない程の腹黒。


「別に?なんとなく思っただけ。

あんま気にしないでいーよ」


殺風景な浅野クンの部屋のベッドでうつ伏せになり、携帯を操作する。


「でもさぁ。

頭良いあんたでも分かんないことあるんだね」


と、机に向かい勉強している浅野クンに挑発的な笑みを向ける。


「…今年の3月。

君が停学になる前で、E組に落ちる前だ」


溜め息と共に吐き出した。


「あー、そうだったね」


「分かってて言っているだろ」


真っ直ぐこっちを見て睨む。


「さぁ?」


そんな顔されても別に怖くなんかないし。


むしろ、俺しか知らない1面を見てるみたいで嬉しいっていうか…。


って、何考えてるんだろ。
/ 47ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp