第2章 匂いの時間
「ン…」
「触れてないのに硬いな」
そのまま手を上下に動かし、確実に赤羽を追い詰める。
全体を包み込み、柔らかく愛撫をしたかと思えば、蜜の滴る先端を強めに搔く。
「あァ…ッ…やば…い」
知り尽くされた敏感なところを遠慮なく刺激され、限界が近づいて来た。
「まっ…や…あさ…のっ!」
快感で力の入らない手に鞭を打ち、なんとか動きを止める。
「なぜ止める」
「あのままされてたら…イッちゃう、から…」
「嫌なのか?」
「絶対嫌だね。
屈辱的でならない」
「そうなのか。
後ろでイクのは良いんだな?」
「…ま、100歩譲ってね」
「ローション使って良いか?
早く一緒になりたい」
「良いけどさ。
1回人肌で温めてから使ってよね。
冷たいの気持ち悪いから」
「分かった」
机から取り出したローション瓶の蓋を開け、掌に流す。
よく手で温めるとそれで指を濡らし、赤羽の蕾に触れた。
「ッ…!」
「力を抜くと良い、一気に挿れる」
「んなの、言われてホイホイ出来るかよ」