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怨みの果てに【鬼灯の冷徹】

第5章 第伍ノ獄.繋いだ手


私は麗紅の唇を貪り、着物の帯を解いた。
シュルッ…と布が擦れる音を立てて帯は床に落ち、はだけた着物の間から白く美しく柔らかで、でも無駄な肉は一切ない曲線美を描く身体があらわになる。

「ん…美しいですね…貴女の身体…」

「そ、んなに…見ないでくださ…い…///」

身体を隠そうとする彼女の手を取り、それを阻む。
あぁ…そんなに可愛らしい顔で見ないでください。
もっと…苛めてやりたくなってしまう。

「…全部見せなさい…麗紅」

「っ…ぁ…ほぉ…ずき、さ…ま…///」

私が囁くとすっかり力が抜けてしまった麗紅。耳が弱いんでしょうか。少し弄ってみましょうか。

「おや、耳が弱いんですか…?ぺろっ」

「ひぁっあんっ!///」

彼女はビクビクと身体を震わせ、可愛らしい声を上げる。

「や、鬼灯さまぁ…あぁっ///」

「可愛らしいですねぇ…ピチャッペロッ」

「やぁっ、耳らめぇ…///」

身体にはまだ触れていないのにこの感度。随分調教されたんですね…。あんな人間達の感覚など忘れるほど、私が調教し直してあげます。
私にしか感じない身体になるように…ね。

「やらしい人ですね。表情がとろとろですよ」

「ふぁぁ…いわ、ないれ…くらさぃぃ…///」

「…麗紅…私だけを見なさい。私だけを求めなさい」

「は…い…鬼灯様…愛しています…///」

ちゅっ

麗紅の方から口づけをしてきた。なんて、可愛らしいのだろう。
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