第6章 離さない、許さない。
ガラリ
牡丹浴室への扉を開けて再び驚く。これは、浴室じゃないよ…大浴場!!
リビングと同じぐらいの広さで、大きい浴槽があり、浴槽の右側の奥には外に続く扉がある。今は窓が曇っていて外を確認できないが、さぞかしりっぱな露天風呂なんだろうとわかる。
牡丹が入り口で立ちすくんでいると、浴槽に浸かっていたハヤトが近づく。
突然、深いキスをしたと思うと牡丹の太ももに手を這わせる。今まで浴槽に浸かっていたハヤトは暖かい。それに、髪が濡れていて色っぽいとすら感じてしまう。
牡丹はこの後どんなことが待ち受けているのか、知らない。
「…え、?」
膣の中に指を入れたハヤトは、指に付いた白いソレを見つめる。
その行動にハッとした牡丹は、逃げ出すが、ハヤトに捕まり、硬い床に叩きつけられる。
「ねえ、これ、精子だよね?」
「ち、違うんです…っ。」
牡丹はM字開脚にされ、ハヤトに指でソレを確認される。
「なんで僕が昨日、何もしないで
部屋に返したと思う?
さすがに今まで育ててくれた家族が亡くなって
可哀想だとおもったからだよ?
それなのに、何で。
執事にでも慰めてもらった?」
「違うん…です、。」
「違わない!!」
ハヤトは叫ぶと近くにあったシャワーを手にする。後ずさる牡丹を御構い無しに、立たせて壁に両手をつくように命令する。
「僕が綺麗にしないとね。」