第3章 離さない、汚してあげる。
「まあ、反省しているようだから
僕から注意しておくよ。
他のものは下がれ。」
命令とともに下がるメイドと執事。
取り残され、床に倒れこみ下を向く牡丹の元に近づくハヤト。
「お皿割られちゃった…。」
「酷いよぅ…。」
牡丹は泣いている。
その姿に興奮そして、かわいいとハヤトは思い笑う。
「四つん這いになって。
落ちていないか確認させて。」
「はい…。」
お尻を上げようとしたが、その必要はなかった。
床には牡丹蜜まみれのローターが落ちていたから。
咄嗟に牡丹は逃げようとするが、腕を捕まれネクタイを巻き付けられてしまった。