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荊【R18】

第3章 離さない、汚してあげる。


気を失った牡丹の頬を叩き起こすハヤト。






「奴隷は僕より先に寝ちゃだめだよ。」

「ん…。」

「ほら立って。」






牡丹を立たせるハヤトは手首に巻いたネクタイを外す。
頑張って抵抗したのか、手首はネクタイで擦れて血が滲んでいた。






「可哀想に。」

「ぃたぃ…。」






擦れたところを触れるハヤト。途端に痛みが走り、まだ完全に意識が戻りきっていなく、小さく声を漏らす。








「限界か…。
物足りないけど今日はもういいよ。」

「ぁ…りが…とう……ございます。」






何故、ありがとう?ハヤトは疑問に思う。






「寝るんだったら
お風呂は、メイド部屋正面左だよ。」

「はぃ…。」





牡丹は頭を下げ、フラフラとダイニングを後にした。






朦朧とした意識の中、お風呂に入り、メイド部屋に戻る。

ベッドの上には寝巻きが用意されていて、早速着替えて、ベッドに倒れこむ。





そして今に至る。
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