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荊【R18】

第3章 離さない、汚してあげる。


「ん…。」









目を覚ました牡丹は我に帰る。アキラの家ではないこと。

そして、ハヤトにされたこと…奴隷として預けられたこと。

こんなことでは挫けてはだめ!と頭を左右に激しく振る。


冷静になり、辺りを見回すと、薄暗くよくわからなかったが、ここはメイドの部屋らしい。









「お風呂…入らないと…。」













そう、小さい声で呟きながら、体を起こすと着ている服が変わっていることに気づく。

いつの間にか入っていたのかなと考える。









ズキンと背中に鈍い痛みが駆け巡る。
その痛みが、嘘ではないと実感させる。




記憶を辿る牡丹は虚ろな意識の記憶を思い出す。
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