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荊【R18】

第2章 歓迎


何度も何度も嗚咽をする牡丹の髪を掴み、ハヤトは顔を上げさせる。

牡丹の顔は涙と涎でぐしゃぐしゃ。






「良いことを思いついた。」

ペロッ




ハヤトは舌で牡丹の涙をすくい取る。





「やっ…。」





突然の行為に身震いする牡丹をよそに、話を続けるハヤト。






「さっき、牡丹の所為で、床に落ちて
食べられなくなったステーキ
責任持って全部食べて?」





そう言い、床に落ちているステーキに指を指すハヤト。
不気味な笑みをこぼす姿に牡丹は再び身震いする。





「ぃや…です…。」

「へえ。僕に口答えするんだ。
お仕置き決定。
まあ、嫌だろうが食べてもらうけど。」








そう言い、牡丹を無理やり立たせるハヤト。




まだ起き上がりきれていない牡丹を、落ちているステーキの所まで引きずる。
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