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荊【R18】

第2章 歓迎


「ハ…ヤトさ…ま…。ごめん…なさい。」

「何が?」

「ど…奴隷の…分際でタメ口を効いてしまいました…。」





くっくっくっと笑いながらやっと足を離すハヤト。
その途端に薄れていた酸素を吸い込みむせる牡丹。







訳がわからない。



どうして。







状況が理解できない牡丹は足を離されても、床に倒れこみ立ち上がる力すらない。


視界は涙で覆われ、まるで海の中にでも居るかのよう。





「早く立てよ。」







ドスッ







立たない牡丹に苛立ち、背中に蹴りを入れるハヤト。
その衝撃で嗚咽を吐く。
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