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荊【R18】

第2章 歓迎


急いよく立ち上がり逃げようとする牡丹を見て、ハヤトも立ち上がり、牡丹に近ずく。





「やめて!離して!」




抵抗するが、圧倒的に力では勝てず、すぐに腕を捕まれ身動きが取れなくなってしまった。加減を知らないのか痣ができる程の力で腕を掴まれる。
痛みでさらに涙が溢れる。





「身体で覚えるしかないかな?ん?」




ハヤトは牡丹を床に突き飛ばし、頭を足でグリグリと踏みつける。





「いやぁ!…やめてっ…。」

「見下すって最高だ。
なんて素敵な眺め何だろう。
はははははは!」




頭を抑える足の力が強くなる。





酷いことをしているのに、なお綺麗な顔立ち。

それがハヤトの残酷さを引き立てるのである。
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