第8章 離さない、寂しいよ。
ギシッ
「よっこいしょ。」
「んっ、、。」
牡丹をハヤトは自室まで運び、ベッドに横にさせる。
牡丹は顔も身体も火照り、真っ赤になっていた。
それに、下の口がやけに疼いていた。
初めて、一口とは言えどもお酒をきちんと飲み込んでしまったので、酔いだと思っている。
そんな、牡丹の胸にハヤトは、軽く手を触れる。途端に電撃の様なものが走り、ビクンと身体を弾ませ達してしまった。
「やっぱ凄いわ。」
「んあああ!」
太ももをユサユサと動かす牡丹の耳元でハヤトは囁く。
耳にかかる息でさえ、反応する牡丹。
「あのワイン殆どアルコールは入ってないよ。
代わりに、媚薬を入れたんだ。
最近、牡丹が僕を避けるんだもん。」
「び、ゃく、、。」
この感覚が酔いではなく、媚薬から来ていたと分かった牡丹は更に顔を真っ赤にさせる。
下の口の疼きも限界が来ていた。