第1章 オレンジ
リヴァイside
それから、5年が経った。
巨人は全滅し、壁は必要なくなった。
リ「エレン、見えるか?海だ。」
俺はエレンの墓を海の見える丘に作った。
リ「綺麗だな…」
海は空と同じ青色に輝いていた。
その輝きはエレンの笑顔と重なった。
『 兵長!大好きです!』
エレンの言葉を思い出した。
リ「俺もだ…エレン…」
俺はエレンの願いを叶えた。
だが、ただ一つ叶えることが出来なかった。
『 他の人を愛すること』
エレン…すまないが、やっぱり俺にはお前しか愛せない…
これから先も…
そして、歳月が巡り、時代も変わっていった。