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血の争い【黒子のバスケ】

第4章 信頼関係


男性は、自分のポケットから通行書を取り出して門番に見せる。門番は、それを確認し男性を中へと通すのだ。その様子を見ていた3人は驚きの表情を見せた。

「通行書…だと!?」

「今までそんな事なかったのにね。進歩させたんだよ。」

そう昴輝や彰の言った通りに、今まで人間の領域に入る時は、通行書はなかったのだ。しかし、今回、此処に来て分かったことだった。だが、その情報は聞いたことなかった。

情報が抜かるんではいなかった。恐らく、出来たばかりの通行書となる。結紀は、何か良い方法で中に侵入が出来ないかと、辺りを見渡す。だが、あまり良い方法がないのだ。

「…あの門番を殺すしかない…。」

昴輝は、自分の爪を長くさせ、更に瞳孔を細め攻撃体制と入ってしまった。それを見た結紀は、待って…と昴輝に声を掛け制止させる。昴輝は、何故?というばかりな表情をしていは結紀を凝視してしまう。

「…ここで強行突入しても騒がれて…今後の潜入も難しくなる。」

「けどな、結紀…いつまで経っても入れないぞ。」

確かに昴輝の言った通りに、様子を窺っているだけじゃ、いつまで経っても侵入はできない。だけど、結紀今後の先のことを考えて、強行突入は出来ないと判断してしまった。

「…変装も効かないか……。今回、どうする?十分な対策をとってたから、侵入する?」

彰が2人に提案をする。話を聞いていた結紀はコクリと頷く。どうやら、今回の侵入は諦めるらしい。その様子から昴輝は攻撃体制を解く。
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