• テキストサイズ

血の争い【黒子のバスケ】

第2章 戦争


そして、吸血鬼は…格闘を使う。鋭い動きの為、相手の体を貫くことも可能だ。

ずっと、飛び回っていた緑間と高尾。高尾は、【鷹の目(ホークアイ)】で2人を見つけると緑間に伝える。

「真ちゃん、吸血鬼…2人も見つけたぜ。」

「2人なら…問題ないのだよ。」

緑間がそんな事を言えば、よし!というガッツポーズを見せた高尾は、早速、弓矢を構え走っている昴輝に狙いを定める。高尾と同時に、緑間も弓矢を構え彰に狙い定める。

昴輝と彰は、緑間と高尾が弓矢を構えた事が分かり、お互いの顔を見て頷き左右に分かれる。吸血鬼と鳥で、特徴的なのはお互いにスピード自慢が入っている。

「真ちゃん、そっちは任せた!」

「言われなくても、分かっているのだよ。」

緑間と高尾も、2人の動きに合わせて左右に分かれる。昴輝VS高尾、彰VS緑間。どっちが勝つかは分からない。

昴輝は、高尾の位置を確認すれば、右足に力を入れて高尾に向かって大ジャンプをする。やはり、格闘を使う吸血鬼は、足の力も凄いと言える。

昴輝は、右手を鋭く尖らせ高尾に向かって貫こうとする。しかし、空中に関して自由な鳥にとってはいとも簡単に避けるのだ。

だが、一歩でも間違えれば殺されるほどのスピードの持ちぬしだ。

「その翼、もぎ取ってやる…。」

「嫌だね、それに今から落ちる吸血鬼さんが何を言うんだ?」

高尾の言った通りだ。大ジャンプは確かに凄い。だが、吸血鬼は飛べるわけでもないから、あとは落ちることしかできない。ある意味、吸血鬼にとっては空中戦は苦手なのかもしれない。
/ 178ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp