第7章 実践の時間
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全校集会が終わり、渚くんとわたしは
ジュースを買ってからE組に帰ることにした。
『・・今日の集会は何かいつもと違ったね。』
「そうだね、殺せんせー達が居てくれたからかな。
烏間先生とビッチ先生も目立ってたし。」
『ほんと、渚くんまた
ビッチ先生におっぱい攻撃されてるしさ・・・』
「あれは不可抗力だから!」
渚くんと冗談を言いながら
目的の自動販売機まで歩く。
『そういえば、もうすぐ中間テストだね!』
「うん、綾乃ちゃんは
もうテスト対策やってるの?」
『ぜんぜんだよ・・・、
数学と英語がわけわかんなくて。』
「そっか・・・英語なら僕得意だから
わかるとこ教えようか?」
自動販売機に着き、
ジュースのボタンを押しながら
渚くんの方を見て
思わず表情が明るくなった。
『えっ、ほんとに?
それすごく助かるよ・・・!』
「あ、でも数学は・・・
カルマくんに聞いた方がいいかも。」
カルマくん、と聞いた途端
綾乃のさっきまでの明るい表情が曇る。
『ん、とりあえず英語教えて欲しいな・・・
わたしの家で勉強会しよ?』
「? うん、ぜんぜん構わないけど・・・
綾乃ちゃん、カルマくんと何か・・」
「・・・おい、渚。」
渚くんが何か言いかけたと同時に、
A組の男子2人に渚くんが話しかけられる。
・・・確かこの2人は高田くんと田中くん。
渚くんとわたしの元クラスメイトだ。