• テキストサイズ

【暗殺教室】三角関係の時間

第5章 脅迫の時間




〈 綾乃 side 〉


昨日のことは何があっても
渚くんには知られたくないーーー

いつも通り、
渚くんと一緒に登校してから
教室で普通にお喋りしていると、
何だか強い視線を感じた気がした。

・・・カルマくんだ。
チラッと視線の方を見ると目が合った

こっちへ来いと言わんばかりの
威圧感を放っている・・・気がする。


『・・・そろそろ自分の席に戻るね。』


そう渚くんに告げて、
カルマくんの隣の自分の席に向かった。


「あれー?
まだ別れてなかったんだ?」


意地悪そうに笑いながら
カルマくんが話しかけてくる。


『わ、別れないもん・・・
カルマくんに逆らわなければいいんでしょ?』


「あはは、じゃあ渚くんと別れてって言ったら
別れなくちゃいけないねー?」


・・・確かにそういうことになってしまう。
言い返せなくて黙ってたらカルマくんが口を開いた。


「まぁ、今はまだこのままでいいよ

てか逆に今の状況のが面白いしね。」


そして綾乃に近づいて、
耳元でそっと囁いた。


「ーーー今日の放課後、帰らないで残ってね。」


それだけ言い残して、
カルマくんは教室から出て行ってしまった。

・・・逆らうわけにはいかない、よね。

/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp