第3章 お詫びの時間
〈 綾乃 side 〉
渚くんの顔が近すぎて、
恥ずかしくなってしまい目を閉じた。
『んん・・・っ//』
とろけるような深いキスが降ってきた
キスって、こんなに気持ちいんだーーー・・・
最初は慣れなくてぎこちなかったけど、
しばらくするとだんだん力が抜けて
渚くんにされるがままになっていた。
堪能していたら、渚くんがパッと離れた。
「・・・これ以上は、
綾乃ちゃん熱上がっちゃうから・・///」
恥ずかしそうに言う渚くんが今度は可愛くみえた。
『治るおまじないじゃなかったの?』
クスクス笑いながら言うと、
渚くんはさらに真っ赤になっていた。
ああ、やっぱり渚くんは、
わたしの大好きな優しいままの渚くんだ。
いつの間にかわたしのモヤモヤした気持ちもなくなって、
わたし達は恋人として1歩成長したように思えた。