第3章 お詫びの時間
初めての彼女の家なのに、
こんな乱雑な感じでいいのかな・・・?
「お邪魔します・・・」
小さな声で言うが、返事はない。
確か綾乃ちゃん1人って言ってたしな・・・。
2階の奥の部屋を目指す。
ーーーコンコン
ノックしてみたけど、眠ってるのか応答がなかった。
どうしよう、勝手に開けてもいいのかな・・・?
「綾乃ちゃん、渚だけど・・・入るよ?」
声をかけてから扉を開けると、
ベッドに横になり静かに寝息を立てる
彼女の姿が見えた。
・・・起こしちゃ悪いよな。
なんて思いながらも綾乃ちゃんに近づく。
『・・・スー・・・んっ・・・・//』
熱っぽい顔が、また魅力的に見えてしまう。
なんかちょっと・・・そそられるような。
僕は完全に見とれていた。
「綾乃ちゃん・・・」