第3章 お詫びの時間
[綾乃ちゃん、日曜日空いてるかな?
ちょっと一緒に出掛けたいなと思いまして・・・]
メールでも低姿勢なんだね、渚くん・・・
なんだかこっちまで申し訳なく感じる。
・・・ていうか、これってまさか、
『デートの、お誘い・・・!?』
デートなんて初めて誘われた・・・!
わたしは悩んでたことも忘れて有頂天で返信した。
[空いてるよ!楽しみにしてるね]
日曜日はどんな服を着ていこうか
どこに出掛けるのかなとか、
考えただけで心が弾むようだった。
『・・・ふふふ//』
ああ、わたし自分で思ってたより
本当に渚くんのこと大好きなんだなぁ
・・・そして単純だった。