第2章 暗殺の時間
〈 渚 side 〉
マッハ20で怒られて
うねる触手で褒められた。
異常な教育が、
僕は普通に嬉しかった。
「それにーーー
大切な人を悲しませたらダメでしょう?」
・・・先生には何でもお見通しのようだ。
綾乃ちゃんを見ると、
心配そうな顔をした彼女と目が合った。
ああ、泣かせちゃったんだな・・・
後で綾乃ちゃんにも怒られるんだろうな。
「・・・さて問題です、渚くん。
先生は殺される気など微塵も無い
皆さんと3月までエンジョイしてから地球を爆破です。
それが嫌なら君達はどうしますか?」
・・・暗殺なんてした事ないし、
僕らには他にすべき事が沢山ある。
ーーーけど、思った
「・・・その前に
先生を殺します。」
この先生なら・・・
殺意さえも受け止めてくれるって。