第11章 燃える炎
大『潤…くん 俺……
会いたかったよ…ずっと…』
うつらうつらとし始めながらそんなこと
をつぶやく。
……本当に可愛いこと言っちゃって。
この後どうなってもいいのかな。
心の中でつぶやきながら、声をかけて
起こしてみる。
松『…野さん …大野さん?
本当に大丈夫? 心配だし、まだ色々 話したいし、
良かったら家…来ますか?』
大『えっ。 大丈夫だよ。
一人で帰れるし、まだお酒だって…飲め っあ~あ ゴメン!』
そう言ってるそばから大野はとろうとした ワイングラスをテーブルにぶちまけた。
松『あ~あ~ もう。 だから、言って るそばから。
全然大丈夫じゃないじゃんか。』