第11章 燃える炎
15年ぶりに会った彼は、かわらず可愛くて
大『潤くんは、変わったね。やっぱり
凄い大人になったというか、なんか
エロスが増したというか。』
松『いや…まあ俺ももういい年になり
ますからね…。 エロスってのはちょっと
分からないですけど。』
そう言って大野を見つめていると、彼は
ワインをぐいぐいと飲みすすめる。
松『大野さん、もう顔赤くなってる。
酒大丈夫? もう目がトロンとしてるよ。』
そう言って手を伸ばして、大野の頬に
触れるとフッと気持ち良さそうに目を
閉じて大丈夫といいながら俺の手を
払い戻した。
最近の近況報告やら彼女の話…お互い
に今いない事とか話てる内にも
大野の酒は減っていって、もう目が
すわってきた。