第8章 アンダルシアンロック
大『ひゃあっ… もう!
何してんですかっ』
二『やっと、笑顔になった。
だけど可愛い声ですね~。』
嬉しそうにそう言って笑うと
「行きましょう行きましょう」
とまた俺の手をとってアルハンブラ
宮殿を後にした。
そうして二宮が連れてきてくれたのは
日本食料理のお店。
大『日本食? 凄い久しぶりだよ
嬉しい!』
二『でしょう? 良かった
それと ここで友達が働い
てるんだけどあとで紹介するよ。』
個室風な店内で何だか実家に帰って
来たような安心感がある。
…潤くんと一緒に来たいな。
でも二宮と来た所なんてまた怒らせちゃ
うかな……。