第5章 アルハンブラ宮殿
改めて、彼の顔を見つめる…
髪は芸術家風なモジャモジャ頭に、今は
顔は隠れていなくて色白な肌とシュッと
大きな瞳…口角の上がった可愛い口元。
二『いやね… みんなにちゃんと髪の毛
セットしないとだめだって言われて
逆にパーマかけちゃったんですけどね。』
大『いや…、似合ってると思います。』
ハビ『なんだ? お前たち知り合いなの
か? なら話は早いな。
じゃあまた歓迎会で色々つのる話は
あるだろうからな。』
ハビエルが俺たちの様子を見てそう言う
と、握手してその日は別れた。