第21章 ビスコーチョ・ボラーチョ
先に自分が洗ってもらって、浸かりな
がら二宮の体をゆっくりと丁寧に隅々
まで洗う。
大『俺…先に出てるから。 ゆっくり
浸かっておいでよ。
ベッドで待ってる。』
照れたように、そう言って腕を首に
絡めて抱きつくと唇にキスがする。
二宮もそれに応えるように、舌を割り
入れてねっとりと絡み合わせる。
二『分かった。 …智。好きだよ』
大『うん。 俺も… じゃ
待ってる。』
そう言って再び引き寄せられ今度は
チュッと軽いキスをした。
急いで、下着だけ履いて風呂場を抜ける
とキッチンから一番大きい包丁を抜き取
って部屋へと戻ると、
それを
枕元へと忍ばせて急いで、二宮の洋服へ
と着替えると布団へと潜る。