第21章 ビスコーチョ・ボラーチョ
何日たったのだろうか…
ただ、窓からの明かりが昼か夜か
というだけ。
二『お願い… 俺の智…もう
俺の側から離れないで…』
大『……はっん……くっ……あ……
ん…離れない……から
信じ……て ん……あっ…あっ…』
自分が離れる時はいつも手錠をかけら
れた。
毎日毎日抱かれて体力もなくなってく
る。
二『お風呂入ろ。 今日も洗ってあげ
ますね』
大『う…ん。』
手を引かれて、風呂場へと向かい
ながら包丁を持ち出す構想を練る。
なんとかして、先に風呂から出よう
。