第19章 エストラマデューラ
そのままの体勢で大野が振り返ると
キスをする。
『ん…ふぁ……ん……潤……
ダメ……時間……』
すぐにそのモードになりかける…。
キスだけで気持ち良すぎてフニャ
フニャになるのをなんとか制する
けどまた強く抱きしめる。
松『あ~ もうダメだ…
離れたくない。』
大『ん… でも今日、初日だろ。
ほら。 行って。』
そう言いながらも抱きしめる手を
なかなか離そうとしない。
ダメだ…キリがない…
松『行ってきます…』
結局、時間を8分程過ぎたころ
慌てて離れて家を出発した。
大『…行ってらっしゃい。』
しばらく、車が見えなくなるまで
見送るとまた家に入って鍵をかけ
る。