第7章 You're mine
「なあ、椎名って今彼氏いるのか?」
びっくりして繋心センパイの顔を見る。
『なんで、そんなこと聞くんですか?』
同様する私をよそに繋心センパイはかるーいノリで爆弾発言をかましてくれやがったのです。
「オレ、学生時代椎名のこと好きだったんだぜ?」
…え?
今さら?
「久々に会ったらあの頃より美人になってるし、実は前よりも…すき……なんだわ…」
頭をかきながら目線をそらしているけど顔真っ赤です!
「もし、付き合ってるヤツいなかったらオレと付き合わねぇ?」
なんて言ってきて私ちょっと…いやだいぶパニクってるみたいで…
『えっと…あの…私…いま彼氏…いるんですよ』
もうしどろもどろになる位動揺してる。
それでも気にしないと言わんばかりの顔をして壁際に追いやられる。
少しずつ顔が近づいてきて…
え?
私キスされる?
気付いた時にはあと少しのとこまで近づいていた。
やばい!
やばいよー!