• テキストサイズ

年下のオトコノコ【HQ】

第32章 春高予選決勝前夜



蛍君が寝室に入るところを見届けて、私はキッチンに行く。

お米を研いで寝室に戻ると蛍君はベッドに腰を下ろしていた。



『お布団に入ってて良かったのに…』

私も隣に腰を下ろすと横から手が伸びてきて抱きしめられる。

『緊張…してる?』

「まあ…」

私が蛍君の頭を撫でると肩に頭をもたれさせてくる。

突き指をしようが腕にアザを作ろうが

頑張ってきたのを私は見てる。

そっと手に指を絡めると蛍君も絡め返してくれる。

『大丈夫…蛍君は負けない。』



蛍君と一緒に布団に入る。



蛍君は私を抱きしめ眠る。



明日、無事に終わりますように



私は蛍君の指に自分の指を絡めながら深い深い眠りについた。
/ 454ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp