第5章 目指せ!赤点回避!〜ハラハラの勉強会〜
とっさに転ぶって身構えたけど痛みは襲ってこなくて…
「おー!俺ナイスキャッチー!」
私
抱きしめられてますね?
孝支君可愛い顔してるけど以外と筋肉あるなー
力強いなー
あったかいな
いやいや。
ギャラリーいっぱいいますからね?
孝支君の肩越しに周りを見ると初心な子達は顔真っ赤にしてるし…
月島くんそんな哀れんだような顔やめて…
立ち直れない…
『孝支くん…ありがとね?』
離れようとするとなぜか孝支君は逆に腕に力を入れてくる。
あろうことか体を反転させ足の間に私を座らせ後ろから抱きついてくる。
『いやいや…孝支くーん』
「前から思ってたんですけど椎名さん、小動物みたいですよね?」
『へ?』
戸惑う私をよそに孝支くんは腕に力を入れてくる。
「ちっちゃいから腕の中に収まってて…かわいーっすね。」
いやいや、これむちゃくちゃ恥ずかしい…
恥ずかしすぎる!