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年下のオトコノコ【HQ】

第29章 代表決定戦1日目



私は会場入りをしたみんなと話をしてたんだけど、試合が始まる前に飲み物を買いたくて、廊下に出てきた。


ふと気がつくと男子トイレの前で他校の男子生徒がにらみ合っている。
私には関係ないと通り過ぎようとした。






あれ?あのオレンジ髪…

日向君!

日向君が他校の男子に絡まれている…

助けておこうか?

そう思い、人混みをかき分け睨み合いの現場に入っていく。

『ちょっと日向君?どうしたの?』

声をかけるとにらみ合っていた子たちが一斉にこちらを向く。

確か青葉城西…と、白鳥沢…かな?

月刊バリボーで見たことあるような…なんて考えていたら…


「誰だろうと、受けて立つ。」


そう言い、白鳥沢のジャージの子は立ち去っていった。

『日向君大丈夫だった?』

「椎名さん。なんかすみません…」

迷惑をかけていると思っているのかしょげている日向君。

『日向君。私そんな顔の日向君見るよりいつもの笑った日向君がみたいな?』

そう言うと日向君はテンパりながらもいつものお日様の笑顔を見せてくれた。



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