第28章 ヒミツの特訓?
なんか…ふわふわする……
ふと目をさますと頭がふわふわ…クラクラした感覚に襲われる。
『ん…』
身体を起こそうとすると私が起きたことに気づいたのか蛍君が近づいてきて支えてくれる。
「すいません…」
謝る蛍君はいつもと違い落ち込んでいる。
『そのすいませんは何についての謝罪?』
「入浴の件について…」
『他にあやまること…ない?』
「兄の件も…ですよね?」
ちょっとしゅんとした蛍君の頭を撫でる。
『嫉妬してくれたのは嬉しいけど今回は仕事だったの。』
「すいませんでした…」
『謝ってくれたし、明光さんもわかってくれてるみたいだからこの件はとりあえずおしまい。』
蛍君はホッとした顔になる。
『でね?ひとつお願いがあるんだけど…
脱衣所にまとめて置いておいた服、持ってきて欲しいな…?」
先ほどまでしゅんとしていたはずの蛍君。
にやり
笑って
「服、着なくてもいいじゃないデスか。」
言った。
『いや、今日はもう無理よ?』
体力的にもたないだろうし…
「夏乃さん?」
名前を呼ばれ、振り返ったところで不意打ちのキス。
深い…なんてもんじゃない。
どろどろと溶けてしまいそうなキス。
私も求められるがままに唇を貪る。
唇を離すと
秘部からじわりと蜜が滲むのが自分でもわかるくらい濡れている。
「これでも…無理……デスか?」
布団をはがされ身体を2つに折り曲げられれば感じているのなんて丸わかりなくらい愛液が流れ出ている。
『蛍君!恥ずかしいっ!』
「恥ずかしい割には触ってもないのにどんどん溢れてきますよ?」
『自分だけ服着てるくせに!』
「まぁしょうがないじゃないですか…」
「じゃあ、今日も身体の隅々まで
愛してあげますね?」