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年下のオトコノコ【HQ】

第25章 怒涛の東京出張‼︎2日目〜観光編〜



大きい通りをひたすらまっすぐ進むとスカイツリーにたどり着いた。

「あづい…」

「最初からハイペースでいくからだ。馬鹿。」

スカイツリーの中に入ると冷房がガンガン効いていた。
汗が急激に冷えて肌寒い。

私は肩にかけていたカーディガンを着直した。

ーーーーーー

いろんなものを見て回った。

洋服や雑貨を冷やかして回った。

ちょこちょこ買い物もした。



たまたま通りかかった簪屋さん。

ふと手に持ったのは夜桜のトンボ玉がついた簪。

そこそこいい値段…
でも、普段着にも使えるかも…?



というか…

モチーフの三日月と桜。

頭の中に蛍君と初めて会った時の桜を思い出し、ちゃっかりご購入。

ちょっと先に行っていたみんなと合流した後に荷物を持ってもらい一度髪の毛を解く。



切らずにいたら長くなった髪の毛。

いつの間にか腰に届くまでになっていた。


「髪の毛ながー!」

解いた髪の毛を見で声を上げたのはリエーフくん。

『お風呂とか大変なのよ?』

なんて話をしながら簪を取り出す。



日の光で照らすとキラキラと光って綺麗で買ってよかったって思えた。


くるくると器用に簪で髪の毛をまとめていく。

「さっきの店で買ったんですか?」

『どうしても気になっちゃって…』

「夜桜かー…月はツッキーだとしても桜って何か意味あんの?」


蛍君と目線がぶつかる。

蛍君はわかったようで口元を手で隠し険しい顔をしている。

「あー!何何?気になるー?」

「教えろよー!」

私と蛍君は顔を見合わせるとお互いクスリと笑い言った。








「『秘密(デス)』」





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