第22章 怒涛の東京出張‼︎1日目
駅で朝ごはんを買い、座席に乗り込む。
買い物の袋を見た蛍君はつぶやく。
「なにこの量…」
『お土産!自分の分じゃないから!』
編集部何人いると思ってんのよ。
『あとね?これ…?』
そう言って取り出したのは専門店のシュークリーム。
わかる人にはわかる、おじさんが目印のチェーン店。
『食べたくて買ってきたんだけど1人じゃ食べきれないし…1個あげる。』
まぁ1人で2個も食べるわけないんですが…
だって蛍君朝ごはんカ○リーメイトと○ィダーって!
栄養は取れなくはないけどさ…
少しは美味しいもの食べてもらいたいじゃない?
「ありがとう…ございます。」
ほら、ちょっと目が輝いた!
もう可愛いなぁ…
なんて見つめながら食べていると、口元にクリームがついていたのか指で口元を拭われた。
「そういうとこ、子供っぽいですよね?」
なんて微笑まれてしまったらもう心はノックアウト。
いつもより蛍君が大人っぽいからか、新幹線といういつもと違う雰囲気だからかわからないけど、2泊3日心臓保つかなと不安になってしまった。
私、大丈夫かな?