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年下のオトコノコ【HQ】
第19章 最後のワガママ
『うん知ってる。』
「もやもやした気持ちじゃあ明日の大会、集中できないから。」
無理やり作った笑顔が寂しい。
でもわたしは気持ちに応えられない。
『ごめん…なさい』
『私…気持ちに応えられない…』
『大好きなの。蛍君が。
意地悪だし、意地っ張りだし、あまのじゃくだけど
大好きなの。』
いつの間にか頬には涙が伝っていた。
『想ってくれて、ありがとう。』
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