第17章 合宿最終日‼︎〜ラストの試合は梟谷と〜
烏野コートに再び視線を向けると…
日向君がすごいテンション影山君を褒めている。
「でもすげーな!すげー!目の前で止まったぞ⁉︎こうしゅるんって!」
手をグルグルさせながらぴょこぴょこ跳ねている。
「今回は絶対来るって感じしたけど実際目の前で止まるとビビるな!
やっぱりお前すげーな!」
昨日から思ってるけど本当、日向君って子犬みたいだよなー。
今、尻尾あったら振り切れそうなくらい振ってそう。
「なん…なんだボゲェ…」
返事をした影山君はどんな顔をしたらいいのかわからないみたいで表情筋がおかしくなっててみんなに突っ込まれている。
「もういっかい!」
体育館に響き渡る声。
その声を聞いた全員のテンション上がる。
「クソ羨ましい!おれにも決めさせろ!」
「負けてらんねー!続くぜー!」
そう叫ぶのは田中くんと西谷くん。
コートの向こうから木兎君も応戦する。
「ヘイヘイヘーイ!呑まれるんじゃねえぜお前らー!」
もう、どっちのチームかわからない声が体育館に響き渡った。