第3章 初夏 再開
side菅原
冗談で聞いてみたけど反応可愛すぎんべ!
確かに美人ですげータイプだけど…
それにしても月島かー
厄介な相手だな…
まっ、後輩には負けらんねーべ。
「椎名さん!」
大地と話していた椎名さんに話しかけこれでもかと思うくらいのスマイルで話しかける。
「俺、実は将来新聞とか雑誌の編集になりたくて… 身近にそういう人いないから教えてほしいなーなんて…」
『私なんかでよかったら。でもあんまり教えられることないかもよ?』
「いやいや。現場で働いている人の話って貴重ですよ?…連絡先とか…いいですか?」
『じゃあ部活のあとね?流石に今は仕事中だし。』
こちらにカメラを構えにこっと笑う。
そんな何気ない表情ですらグッとくる。
やべーな…
オレ、好きだわ…